症状別・逆流性食道炎におすすめの漢方薬

逆流性食道炎におすすめの漢方薬
はじめにお読みください

当サイトは医学的な根拠(医師による意見・厚生労働省ホームページ・薬剤師による意見等)を示し、実際に自分自身が逆流性食道炎を治療した際の実体験に基づく情報だけをご紹介するように心がけておりますが、すべての方に同じように効果があるわけではありませんので、予めご了承いただければ幸いです。

逆流性食道炎は、PPI(プロトンポンプ阻害剤)で治療しますが、症状が改善しない場合は漢方薬を処方される場合があります。

私の場合、「安中散(あんちゅうさん)」という漢方薬を飲んでいたのですが、そのおかげかどうかはわかりませんが、逆流性食道炎の胸焼け胃の痛みが改善しました。

ただ、すべての逆流性食道炎の方に「安中散(あんちゅうさん)」が効果的かというと、必ずしもそうとは言えません。漢方薬は、その方の症状や体質によって効くかどうかが異なるためです。

今回は、逆流性食道炎におすすめの漢方薬を、症状別に詳しくご紹介したいと思います。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

漢方薬も服用前に医師や薬剤師に相談を!
漢方薬はその人の症状や体質によっても効くかどうかが変わってくるため、まずは医師や薬剤師と相談の上、服用するようにしてください。

逆流性食道炎の症状別 漢方薬の選び方

逆流性食道炎におすすめの漢方薬は、以下のとおりです。

逆流性食道炎におすすめの漢方薬
  • 六君子湯(りっくんしとう)
    …消化不良を起こして吐き気がある方・胃がもたれて食べられない方・便秘気味の方
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
    …みぞおちや胸に不快感や痛みがある方
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    …喉のつかえ感がある方・咳が出る方・ストレスが原因で逆流性食道炎になってしまった方
  • 安中散(あんちゅうさん)
    …胸焼けが強い方・胃が痛む方
妊婦さんは漢方薬を飲む前に医師に確認を!
妊娠中の方の場合は、漢方薬であっても、服用前に必ず医師と相談していただくようお願いします。通常の身体の状態とは違うため、思わぬ副作用が出る恐れもあるためです。

逆流性食道炎におすすめの漢方薬「六君子湯(りっくんしとう)」

六君子湯(りっくんしとう)には、胃から十二指腸へ消化物を排出する能力を高める効果があるとされています。そのため、消化不良を起こして吐き気がある方食欲の無い方におすすめの漢方薬です。また、六君子湯(りっくんしとう)は便秘気味の方に処方されることもあります。

六君子湯(りっくんしとう)のおすすめ漢方薬は以下のとおりです。

ツムラ 六君子湯(ツムラリックンシトウ)043

ツムラ六君子湯(ツムラリックンシトウ)43

製品番号:043
胃がもたれて食べられない方に

効能・効果
体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:
胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐
包装:10包(5日分)
希望小売価格:1,800円(本体価格)+消費税

引用:ツムラ漢方六君子湯エキス顆粒(リックンシトウ) : 一般用漢方製剤・一般用医薬品 | 製品情報 | ツムラ

小林製薬 漢方処方ギャクリア

ギャクリアも六君子湯(りっくんしとう)が入った薬です。

1日量(2包:3.6g)中 六君子湯エキス(1/2量)…1.9g

引用:ギャクリアの効能・効果|漢方処方ギャクリア|小林製薬

六君子湯(りっくんしとう)はストレスが原因の逆流性食道炎には効果なし

六君子湯(りっくんしとう)には、消化物を排出する能力を高める効果があり、消化不良により吐き気に有効です。ただし、逆流性食道炎の原因がストレスからきている場合は、効果が無いと言われています。ストレスが原因の場合は、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)のほうがおすすめです。 

逆流性食道炎におすすめの漢方薬「半夏瀉心湯(ツムラハンゲシャシントウ)」

逆流性食道炎の症状の中でも、特に、胸やみぞおちあたりの不快感や痛みに悩まされている方におすすめの漢方薬が「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」です。半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)のおすすめ漢方薬は以下のとおりです。

ツムラ 半夏瀉心湯(ツムラハンゲシャシントウ)014

ツムラ 半夏瀉心湯(ツムラハンゲシャシントウ)14

製品番号:014
胸につかえ感がある方に

効能・効果
体力中等度で、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便又は下痢の傾向のあるものの次の諸症:
急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
包装:10包(5日分)
希望小売価格:1,800円(本体価格)+消費税

引用:ツムラ漢方半夏瀉心湯エキス顆粒(ハンゲシャシントウ) : 一般用漢方製剤・一般用医薬品 | 製品情報 | ツムラ

ストレージ タイプG

ストレージ タイプGにも半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が含まれています。

逆流性食道炎におすすめの漢方薬「半夏厚朴湯(ツムラハンゲコウボクトウ)」

逆流性食道炎の症状の中でも、喉のつかえ感がある方咳が出る方ストレスが原因で逆流性食道炎になってしまった方におすすめの漢方薬が「半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)」です。吐き気胃もたれにも効果的です。半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)のおすすめ漢方薬は以下のとおりです。

ツムラ 半夏厚朴湯(ツムラハンゲコウボクトウ)016

ツムラ 半夏厚朴湯(ツムラハンゲコウボクトウ)016

製品番号:016
のどにつかえ感がある方に

効能・効果
体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:
不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感
包装:20包(10日分)
希望小売価格:2,400円(本体価格)+消費税
包装:48包(24日分)
希望小売価格:4,300円(本体価格)+消費税

引用:ツムラ漢方半夏厚朴湯エキス顆粒(ハンゲコウボクトウ) : 一般用漢方製剤・一般用医薬品 | 製品情報 | ツムラ

逆流性食道炎におすすめの漢方薬「安中散(あんちゅうさん)」

逆流性食道炎の症状の中でも、胸焼けが強い方や普段から胃が痛む方におすすめの漢方薬が「安中散(アンチュウサン)」です。私はこの安中散を服用していました。

ツムラ安中散(ツムラアンチュウサン)005

ツムラ安中散(ツムラアンチュウサン)05

製品番号:005
胃が痛む方に

効能・効果
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症: 神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
包装:10包(5日分)
希望小売価格:1,800円(本体価格)+消費税

引用:ツムラ漢方安中散料エキス顆粒(アンチュウサン) : 一般用漢方製剤・一般用医薬品 | 製品情報 | ツムラ

イイラック漢方胃腸薬

イイラック漢方胃腸薬にも安中散が含まれています。

イイラック漢方胃腸薬細粒は、中国の宋の時代から用いられてきた胃腸薬「安中散」にサルノコシカケ科の生薬である茯苓を配合した製剤で、比較的体力が弱っている人の神経性胃炎、慢性胃炎からくる症状によく効きます。

引用:イイラック漢方胃腸薬細粒 1.2g×32包 [第2類医薬品]の商品情報|【ココカラクラブ】ドラッグストアのココカラファイン

大正漢方胃腸薬

「たいしょうかんぽーういちょうやく♪」のCMでお馴染みの大正漢方胃腸薬にも安中散が含まれています。

大正漢方胃腸薬は、安中散と芍薬甘草湯の組み合わせにより、ふだんから胃腸が弱く、不規則な食生活や夏バテなどが原因の不調や、食欲が出ないといった方に適した胃腸薬です。

引用:大正漢方胃腸薬| 製品詳細 | 大正製薬製品カタログ

ただし、逆流性食道炎は漢方薬だけでは完治しない

今までお伝えしてきたとおり、逆流性食道炎の改善に漢方薬は有効です。しかしながら、漢方薬だけでは、逆流性食道炎の完治は難しいと思います。

と言うのも、漢方薬の効果云々の問題ではなく、そもそも、PPIであろうと漢方薬であろうと、薬だけに頼った治療法では逆流性食道炎を完治させることは難しいからです。

逆流性食道炎は、食生活や生活習慣が大きく関わっている病気です。そのため、薬に頼って症状が一時的に改善したとしても、薬をやめた途端にまたひどくなってしまうケースも少なくありません。

逆に言えば、食生活や生活習慣の改善をしながら漢方薬を服用することで、逆流性食道炎を完治させることができる可能性もあります。

薬に頼りきってしまうのはよくありませんが、うまく薬を利用しながら、逆流性食道炎を克服しましょう!

まとめ

逆流性食道炎におすすめの漢方薬をご紹介しました。

逆流性食道炎におすすめの漢方薬
  • 六君子湯(りっくんしとう)
    …消化不良を起こして吐き気がある方・胃がもたれて食べられない方・便秘気味の方
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
    …みぞおちや胸に不快感や痛みがある方
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
    …喉のつかえ感がある方・咳が出る方・ストレスが原因で逆流性食道炎になってしまった方
  • 安中散(あんちゅうさん)
    …胸焼けが強い方・胃が痛む方

病院で処方してもらうほうが保険が効くのでおすすめですが、お近くのドラッグストア、漢方薬局等でもご購入いただけます。

逆流性食道炎がなかなか治らない…、という方は、上記を参考に、一度漢方薬を試してみてはいかがでしょうか。ただし、必ず食生活や生活習慣の改善もあわせて行うようにしましょう。