当サイトは医学的な根拠(医師による意見・厚生労働省ホームページ・薬剤師による意見等)を示し、実際に自分自身が逆流性食道炎を治療した際の実体験に基づく情報だけをご紹介するように心がけておりますが、すべての方に同じように効果があるわけではありませんので、予めご了承いただければ幸いです。
私は逆流性食道炎の時に、同時に便秘でも悩んでいました。特に女性の場合は、私と同じように逆流性食道炎に加えて、便秘に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな便秘に効果的な食べ物の一つがヨーグルトです。
そして、便秘を解消することは、逆流性食道炎の改善にも繋がります。
今回は、逆流性食道炎の改善にも効果的なヨーグルトの効果やヨーグルトを食べるタイミング、おすすめのヨーグルトや種類などについて詳しくお伝えしたいと思います。ぜひ、最後までお読みいただければ幸いです。
Contents
ヨーグルトには便秘解消効果があります

冒頭でもお伝えした通り、ヨーグルトには便秘を解消する効果があることで有名です。なぜなら、ヨーグルトには、便秘解消に効果のあるビフィズス菌や乳酸菌が含まれているためです。
厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトでも、ヨーグルトによってビフィズス菌や乳酸菌を摂取することが勧められています。
まず一つめは、ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を直接摂取する方法です。摂取方法としては善玉菌を継続して腸内に補充すると効果的であるため、毎日続けて摂取することが勧められます。
そのため、ヨーグルトは便秘解消に有効と言うことができます。(なお、飲むヨーグルトでも効果があるようです。)

便秘を解消すると逆流性食道炎改善にも繋がります

便秘を解消すると、逆流性食道炎の改善にも繋がります。なぜなら、便秘は腹圧を高めるため、逆流を起こりやすくしてしまうためです。
若い人に逆流性食道炎が起こる原因の一つは、「便秘」によって腹圧が高まることです。お腹が張っている時、胃は腸からの圧迫を受け、食道への逆流が起こりやすい状況になるのです。
私は20代で逆流性食道炎になりましたが、もしかすると逆流性食道炎になってしまった原因の一つは便秘だったのかもしれません。
そのため、便秘気味の方は、便秘を解消することで逆流性食道炎を改善できる可能性があります。
ヨーグルトを食べるタイミングは「就寝2~3時間前」がおすすめ

ヨーグルトを食べるタイミングは諸説ありますが、私のおすすめは就寝2~3時間前にヨーグルトを摂取する方法です。
摩耶堂製薬のwebサイトでは、腸が一番活発に活動する夜10時から深夜2時の時間帯に、胃から腸へヨーグルトが送られるため、それよりも2~3時間前に摂取するのが良いと勧められています。
腸は、脳が熟睡して副交感神経のスイッチが入った時間帯が、大腸が便を押し出す「大ぜん動」の起きるタイミング。つまり、夜の10時から深夜2時ごろが最も活発に活動するのです。胃から腸へヨーグルトが送られることを考慮すると、その2~3時間前、つまり就寝の2~3時間前に摂取するのがベストです。
しかしながら、ヨーグルトを食べるタイミングには諸説あり、朝や空腹時、食前に摂ったほうが良いという説もあります。その説では、ヨーグルトは胃酸を中和する役割があるため、食後に摂ると胃酸が中和されてしまい、消化不良になるためだと主張しています。
このように、ヨーグルトを食べるタイミングについては、意見が分かれるようです。
私の場合は仕事の都合上、夕食が遅めだったため、夕食後の時間がちょうど就寝2~3時間前になってしまっていました。(それ自体、逆流性食道炎には良くないことなのですが…)
そのため、よく夕食後にヨーグルトを100g程度の少量摂取していましたが、それによって不快な症状が出たことはありませんでした。もしかすると、ヨーグルトを大量に食べれば消化不良になってしまうのかもしれませんが、100g程度の少量ならそれほど心配することもないのではないかと思っています。
ヨーグルトを摂取するタイミングとしては就寝2~3時間前がおすすめですが、タイミングについては諸説あるため、もしご心配な場合は、担当医師と相談の上、摂取するようお願いいたします。
逆流性食道炎の方におすすめのヨーグルト3選

逆流性食道炎に良いおすすめのヨーグルトは、以下のとおりです。
- ビヒダス プレーンヨーグルト
- 小岩井 生乳100%ヨーグルト
- ヤクルト ソフール プレーン
「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれている
「ビヒダス プレーンヨーグルト」「小岩井 生乳100%ヨーグルト」「ヤクルト ソフール プレーン」には、「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれています。
農林水産省の「aff」(2018年6月号)では、腸内環境を改善し、おなかの調子を整える菌として、「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が挙げられています。
そのため、それらの菌が含まれる上記ヨーグルトは、腸内環境改善に効果的と言うことができます。

- ビヒダス プレーンヨーグルト →ビフィズス菌BB536
- 小岩井 生乳100%ヨーグルト →ビフィズス菌BB 12
- ヤクルト ソフール プレーン →乳酸菌 シロタ株
「特定保健用食品(トクホ)」に認定されている

上記3商品は、すべて「特定保健用食品(トクホ)」に認定されています。「特定保健用食品(トクホ)」には下記の写真のとおり、トクホのマークがついています。

「特定保健用食品(トクホ)」とは、有効性・安全性など科学的根拠を示し、国の審査のもとに消費者庁の許可を受けた食品のことを指します。厳しい国の審査をクリアしている商品のため、信頼性が高いと言えます。
上記3商品はスーパーやコンビニなど身近な場所でも買えるため、今回おすすめのヨーグルトとしてご紹介させていただきましたが、もちろん上記の他にも「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれた製品はありますので、ぜひヨーグルト選びの参考にしていただければ幸いです。
ヨーグルトにはlg21等さまざまな種類があって、それぞれの菌にどんな効果があるのかよくわからないですよね。上記でもご紹介した農林水産省の「aff」(2018年6月号)の中の解説がとてもわかりやすかったので、ご参考までに一部ご紹介させていただきます。
- 腸内環境を改善し、おなかの調子を整える:ビフィズス菌BB536・ビフィズス菌BB 12・乳酸菌 シロタ株
- 歯周病を予防する:ロイテリ菌
- 内臓脂肪を低減する:ガセリ菌SP株
- プリン体を分解する :PA 3乳酸菌
- ピロリ菌と戦う:LG21乳酸菌
- 免疫力を向上する:1073R 1乳酸菌
ただし、ヨーグルトが身体に合う・合わないもある
「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB 12」「乳酸菌 シロタ株」が腸内環境改善に効果的とは言え、ヨーグルトによって身体に合う・合わないがあるようです。腸内環境は人それぞれ異なるためです。
そのため、2週間ほど一つのヨーグルトを食べても改善が見られない場合は、他のヨーグルトを試すほうが良いと言われています。
まとめ
逆流性食道炎にはヨーグルトが効果的です。ヨーグルトには胃酸の逆流を招く便秘を解消する効果があるからです。
ヨーグルトを食べるタイミングは、就寝2~3時間前がおすすめです。
また、おすすめのヨーグルトは以下のとおりです。
- ビヒダス プレーンヨーグルト
- 小岩井 生乳100%ヨーグルト
- ヤクルト ソフール プレーン
上記のヨーグルトには、腸内環境を改善し、おなかの調子を整える菌である「ビフィズス菌BB536」「ビフィズス菌BB12」「乳酸菌 シロタ株」が含まれているため、逆流性食道炎にも効果的と言えます。
私の場合、はちみつをかけて食べるようにしていました。はちみつも逆流性食道炎に効果的と言われているので、はちみつをかけて食べる方法もおすすめです。
体質によっても合う合わないがあるため、まずは上記を参考に、色々なヨーグルトを試してみてはいかがでしょうか。