お酒は控えるのがベスト!逆流性食道炎と飲酒の関係

逆流性食道炎にお酒はNG

逆流性食道炎の方は、お酒(アルコール)を控えるのがベストです。お酒は逆流性食道炎を悪化させてしまうからです。

私の場合、会社の飲み会が多かったため、それが原因で逆流性食道炎を悪化させてしまいました。

お酒(アルコール)の摂取を控えることは、逆流性食道炎治療の中でも重要なポイントです。今回は、逆流性食道炎と飲酒の関係について詳しくお伝えしたいと思います。

お酒(アルコール)は胃酸を逆流しやすくさせます

お酒(アルコール)は胃酸を逆流しやすくさせてしまいます。アルコールは、胃と食道の間にある「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」の働きを鈍くさせるためです。

厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」には次のように書かれています。

アルコールは胃の内容物の食道への逆流を防ぐための下部食道括約筋(LES圧)を緩めたり、食道の蠕動運動を低下させて胃酸の逆流を引き起こします。胃酸に曝露された食道は、ただれて食道炎となります。検査で発見されることもあれば、胸やけとして感じることもあります。

出展:アルコールの消化管への影響 | e-ヘルスネット 情報提供

お酒(アルコール)は胃酸を逆流しやすくするため、逆流性食道炎を悪化させる危険性があります。結果として、胸焼け吐き気・嘔吐等の症状が出やすくなってしまいます。

私の場合、逆流性食道炎になってからあまりお酒が飲めなくなってしまいました。お酒を飲むと気持ちが悪くなって吐いてしまいます

お酒は百薬の長とも言われますが、逆流性食道炎治療中の場合は、お酒(アルコール)を控えることが完治への近道となります。

特に、胃腸が弱い方はお酒(アルコール)に要注意!

特に、胃腸が弱い方はアルコールに注意が必要です。

大量の飲酒は急性胃粘膜病変(AGML)、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、門脈圧亢進性胃炎などの病気を引き起こしやすくしてしまいます。(参照:厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」:アルコールの消化管への影響 | e-ヘルスネット情報提供

私も元々胃腸が弱く、お酒によって胃炎や十二指腸潰瘍になってしまったことがあります。私の場合、胃腸の状態悪化が逆流性食道炎にも悪い影響を及ぼしていたように思います。私のように胃腸が弱い方は、アルコールに特に注意する必要があります。

どうしてもお酒を飲まなければならない場合は、適量を守ることが大切です。

前述のように、お酒(アルコール)は逆流性食道炎を悪化させてしまいますので、お酒を飲まないのがベストです。とは言え、社会人になると付き合いも増えますし、接待などでどうしても飲まなければならない場面もありますよね。

また、お酒が好きで「急にはやめられない・・・」という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。お酒が好きな方が急にお酒をやめたことで、逆にストレスになってしまうことも考えられます。

もちろん、お酒をやめられるのが一番ではありますが、もしどうしてもお酒を飲まなければならない場合(もしくは飲みたい場合)は、適量を守って飲むことをおすすめします。

お酒の「適量」とは?

節度ある適度な飲酒は1日平均純アルコールで「20グラム」程度の飲酒であると言われています。厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」には次のように書かれています。

「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」

出展:飲酒のガイドライン | e-ヘルスネット 情報提供

では、純アルコールで「20グラム」程度とはどれくらいの量なのでしょうか。サントリーのサイトには次のように記載されていました。

お酒の適量

出展:適量ってどのくらい?|DRINK SMART お酒の正しい付き合い方を考えよう|サントリー

ビール:ロング缶1本(500ml)、日本酒:1合(180ml)、ウイスキー:ダブル1杯(60ml)。焼酎(25度):グラス1/2杯(100ml)、ワイン:グラス2杯弱(200ml)、チューハイ(7%):缶1本(350ml)とのことですが、もしかするとお酒好きな方にとっては「少ない」と感じる方も多いかもしれませんね。

ですが、逆流性食道炎治療中は特にお酒(アルコール)に注意が必要ですので、どうしても飲まなければならない場合は、この適量を意識して飲んでみてはいかがでしょうか。

また、お酒にも色々な種類がありますが、それぞれアルコール濃度に差がありますので、高濃度のお酒を飲む場合は水割りなどにして飲むのもおすすめです。寝る直前に飲んでしまうと夜間に胸焼けの症状が出ることもあるため、注意が必要です。

お酒(アルコール)を控えるためには、周りの理解が最も重要です

お酒(アルコール)を控えるためには、自分自身の努力ももちろん大切ですが、それよりもさらに周りに理解してもらうことが最も重要です。自分自身がいくら努力をしてやめようとしても、周りがお酒を勧めてくるとなかなか悪習慣を断ち切れないからです。

私自身がそうだったのですが、普段よくお酒を飲んでいたので、飲み会に参加すると必ずと言っていいほど周りがお酒を勧めてきました。仕事上の付き合いでは飲まないと嫌な顔をされることもありますので、なかなか大変でした。特に男性の場合は、さらに断るのが大変なのではないかと思います。

ですから、まずは周りに逆流性食道炎治療中ということを伝え、理解を得ることが大切です。私の場合、周りになかなか理解してもらえないことが一番苦痛でしたが、根気強く伝えていきましょう。

【5】まとめ

「酒は百薬の長」とも言われますが、逆流性食道炎の方は胃酸を逆流しやすくさせてしまうため、控えるのがベストです。もし、どうしても飲みたい場合や、飲まなければいけない場面では、適量を守って飲むようにしましょう。

お酒は自分自身の努力だけではやめることが難しいため、まずは周りに逆流性食道炎だということを伝え、理解を得るようにしましょう。

最近は美味しいノンアルコール飲料もたくさん出ていますので、そういったものを代わりに飲んでみても良いですよね。この機会にお酒との付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。